自分でできる花粉症のつぼ治療
毎年2月あたりになると花粉症のツボを教えて欲しいと言われることが多く、個別にお灸や指圧でのツボ療法をお伝えしています。
実際に試した方々の中からは、外出前にお灸をすると症状が緩和されるといったご感想も頂いたりして、けっこう評判もよいようなので、特別に皆さまにもご紹介いたします。
※糖尿病の方、妊娠中の方は、今回ご紹介するツボの自宅でのお灸は鍼灸師か医師にご相談の上行い、基本的にはお控え下さい。特に至陰というツボは妊娠後期に逆子や安産の治療で用いるものなので、初期から中期方へはおすすめしないようにしております。なお、鍼灸師によって対面で個別に施灸指導されているツボへのお灸はかかりつけの鍼灸師に従ってください。
方法
花粉の時期にはお灸を毎日行い、朝や外出時に一回と夜寝る前に一回の一日二回程度お灸をするとよいです。
目がかゆい時は、かいてしまうと腫れて症状が悪化しますので、ツボを指圧してかゆみを緩和することをお勧めします。
以下がお灸のつぼと指圧のつぼです。症状が出る前から予防的にしても効果的です。
関連記事:自分で出来るお灸のやり方
お灸のツボ

商陽(しょうよう)
人さし指の爪際に取る。
厲兌(れいだ)
足の人さし指の爪際に取る。
至陰(しいん)
足の小指の爪際に取る。
指圧のツボ
※指圧のコツと注意するポイント
・垂直にゆっくりとツボに人さし指の先を押し込んでいき、気持ちのよい位置で十秒ほど保持、その後ゆっくり力を抜くのを一カ所につき三回行う。
・指をグリグリと回すように動かさない。

魚腰(ぎょよう)
眉毛の中央。指が滑って目に入ることがあるので、垂直に力を入れるようにし、あまり強く押さないこと。
頭臨泣(あたまりんきゅう)
黒目のライン上で、生え際から少し後ろに入った所。
上星(じょうせい)
鼻のライン上で、生え際から少し後ろに入った所。
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